便秘との長ーいおつきあい

便秘との長ーいおつきあい

 小学校に入学すると、朝の健康診断チェックというのがはじまった。内容はたわいのないことで、幼いこどもに、「歯を磨いてきたか?」「顔を洗ってきたか?」などと、基本的な生活習慣をチェック方式で促す、というものだった。

 その中に、「朝、排便してきたか?」という項目があって、そこではじめて、人はだいたい毎朝排便するものらしい、ということに気づき、もよおしたときにすませるだけだった、自分の排便というものについて考えた。

 そしてわかったのは、自分の排便サイクルが2.3日に1回であること、それ以上便秘が続くとどんよりと胃のあたりが重くなり食欲がなくなること、人の家や学校、または旅行中などでは便意そのものが来ず、落ち着ける場所でないともよおさないこと、白米と水分が不足すると確実に便秘になる、ということだった。

 思春期は、便秘は美容に良くないらしいということで、毎日の排便を目指して、薬などを飲んでみたが、途中で2.3日を越えさえしなければ、自分にはなんら問題はないということに気づいて辞めてしまった。

 私には、水分をたっぷり摂って腹筋や腰のひねりで腸の活動を促すことと、ヨーグルトなどで乳酸菌をとって白米をしっかり食べることが、よく効いた。ダイエットなどで食べる量が減らすと、そもそも便になる材料がないのだから、便秘になりやすいというロジックが、そもそもの便秘の主な原因だったようだ。

 長年、排便とつきあってわかったのは、自分にとって普通のサイクルであれば、毎日の排便にこだわる必要はない、ということだ。毎日しなくてはならない、という固定観念を手放してみれば、1日おきでも、案外、快便であるのかもしれない。